国立駅舎解体問題

words: 佐伯 章

国立駅舎解体問題に関する情報を集めてみました。

活動団体

2001年7月、「赤い三角屋根の会(国立駅舎を活かす会)」が設立されました。
ここでは5月中旬の時点での設立アピールを掲載いたします。
会についての問い合わせは、 国立市建設部まちづくり推進課 TEL 576-2111 まで。

(仮称)「三角屋根を守る会」国立駅舎保存活用の会 準備会 活動状況

国立駅舎が存亡の危機に瀕しています。 JR東日本は中央線の高架化により、現駅舎の解体を遅くとも五年以内に行う、 という計画を発表しました。 三角屋根が印象的な現駅舎は、 大正15年に国立のまちづくりの一環として、造られました。 75年以上経った今も、大学通りのアイストップとしての役割を果し、 国立の町を象徴する建物となりました。 そして市民はもちろん、駅を利用される方にも愛されています。 その駅舎が無くなろうとしているのです。

近年国立の町は大きな変化の波をむかえています。 住民数は増加し、駅周辺の交通も景観も変貌しつつあります。 保存か、解体か、それとも他の活用を考えていくのか、 国立の歴史を見守ってきた駅舎の将来像を考えることは、 ひいては国立の町の将来像を考えることだと私達は考えます。 今のままでは三角屋根の現駅舎の姿は消えてしまいます。 何もしなくて、何も考えなくて良いのでしょうか? 国立のまちづくりを誰の手に委ねていけばいいのでしょうか? 今こそ話し合いませんか、駅舎の未来を、国立の町の未来を。

私達はその意見交換の場として、市民の会を設立すべく、準備を行なっています。 4月には街頭アピールを行ない、大きな手応えを感じました。 6月には正式な会を発足させ、本格的に、 駅舎の将来像について考えるべく活動して行く予定です。 一人でも多くの御参加を心からお待ちしております。

準備会設立趣旨

JRの中央線高架工事に伴って、国立駅舎の解体計画が発表され、 現駅舎は遅くとも五年以内(予定)に取り壊しが行なわれることになっている。 今この時、近年国立の町におこっている様々な変化を鑑み、 駅舎のみならず駅周辺の未来像を市民の手によって模索することが必要と考えられる。 そこで、市民をはじめ商店街、一橋大学、など国立駅に縁の深い各方面に働きかけ、 意見を交換し、国立駅と駅周辺の将来を考えていきたい。 準備会は、そのための布石を行なう。

新聞報道

1998.10.4 東京
動き出した駅周辺整備計画・・国立駅舎保存は工事の邪魔?

1999.3.6 読売
JR国立駅保存へ働きかけ 国立市長

1999.4.11 毎日
・・・国立市とJR東日本の協議は難航中。
JR側、撤去の構えを崩さず。・・・
・・・「現駅舎を使っての高架化は技術的にも費用的にも難しい」(八王子支社)・・・

1999.10.30 産経
赤い三角屋根保存本格化
国立駅 周辺プラン作り 検討会が初会合

国立駅周辺プラン作成検討会。 会長北沢猛東大助教授。 国立市:保存に向け、調査費400万円を計上、民間会社に調査を委託。研究会スタート。 JR:「地元要望による保存の場合は、費用の地元負担が原則」とのコメント。

1999.11.8 朝日
赤い三角屋根 街の「顔」
「JR国立駅舎保存を」市の検討会が初会合
年度内にJRに提案 課題は費用負担

2000.12.13 読売
切り絵点描 JR国立駅舎 町の歴史見つめる木造建築

2001.1.27 読売
国立駅舎の保存目指すフォーラム あす国立市役所

2001.1.28 毎日
JR国立駅舎の保存へ 準備会設立を提案 きょうフォーラム

2001.1.29 読売
「市民の会」準備会発足 国立駅舎保存に向け市と方策を協議へ
フォーラム、市民など30人が参加。

2001.6.6 読売
大学生、バスにひかれて死亡 国立
国立駅北口付近。

2001.6.27 読売
輪禍をなくせ 大学生、バスにひかれて死亡 放置自転車に遠因
道狭まり通行に支障 国立市、撤去追いつかず

事故が起きた市道は中央線沿いで幅約6メートル。 線路側は路側帯だけで、反対側にだけ歩道。 路側帯側は、普段から約300メートルにわたって 駅利用者などが止める自転車の列ができている。

関連資料

関連リンク

関連レポート

(July 17, 2001)
(July 19, 2001/グリーンネックレスのリンクを修正)


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