4) テーマ「街並み」

まちづくりにおける「街並み」

私たちが住んでいるこの街は、南部地域の人々に守られてきた自然と、先人達が理想の街並みつくりに努力した歴史を持つ、日本で「住みたい街」の一つに数えられる街です。

心を豊かにする生活空間、そして心を和ませる景観を持った街並みは、意識を持って計画、維持されないと、守ることができないものであり、判断を誤ると大きな悔いを残すこととなります。

現状でもすでにいろいろな問題も出始めてきていると思います。

土地や建物は個人のものですが、街並みはみんなで共有するものです。

「まちづくりとまちづかい」に皆が関心をもち、良き財産を次の世代に移すよう保存・創造するようにしましょう。今からでも遅くは無いと思います。

「街並み」を考えるときの基本姿勢は人の視点に立っこと。そしてこの街に住みつづけたい人が、住み続けられるように、災害に強い街並み、生活環境を重視して心豊かに暮せる街、若い人にも魅力的で元気のある街、そして四季が感じられる自然環境を守り、国立のシンボルでもある大学通り、さくら通り、南部のハケなど、景観を大切にする街づくりを目指しましょう。




テーマ「街 並 み」

「歩く人に心地よく、個性的な空間を育むまち」


理念1
安心して暮らせる安全なまち(安心、安全、防災)

A 密集市街地の改善

B 多摩川と共存するまちづくり

C 震災に強いまちづくり

D 環境問題への対応

E 高齢者、障害者が安心して暮らせるまちづくり

F 子どもや高齢者などを犯罪より守る、安心して暮らせる街づくり


理念2
心豊かに暮らせる生活環境のまち(住、高齢化社会、心、自然)

A 参加による住環境の保全と改善

B 緑を保全し創出するまちづくり

C 計画的な開発の誘導


理念3
個性をもった元気のあるまち

(若い人の魅力、21世紀、財源、生きている街)

A にぎわいのある商店街の形成

B 農業の再生

C 新規産業の創造


理念4
美しい都市景観を大切にするまち

A 都市景観の保全

B 街並みと調和した連続立体化

C ハケ周辺の緑の保全と街づくり

D 自然環境に配慮した多摩川の景観形成




理念1 安心して暮らせる安全なまち(安心、安全、防災)


項  目

現  況

課  題

方  針


密集市街地の改善

1密集市街地で消防車等の緊急車両の進入が困難になっており、災害時の延焼の危険性にさらされているばかりでなく、日常生活においても安心な生活を脅かしている。
2北地域、富士見台西端地区、南部ハケ上付近に基盤未整備な密集市街地が広がっている地区がある。

1緊急車両の進入路の確保。
2住宅の密集する地区での市街地更新手法の検討。
3「防災まちづくり」という考え方を市民に広げていくことが必要。

1生活道路整備、狭あい道路(二項道路)の拡幅整備を行うと共に、接道していない宅地を含む接道条件を満たしていない街区の改善。
2北地区・富士見台西端・北地区・南部ハケ上付近などの災害に対する安全性の評価を行い、防災上問題のある地区に対して、共同建替え等の手段によって道路整備を行うと共に個別建物の防災性能も高める等、重点的に防災対策を行う。
3生活道路・狭あい道路の拡幅整備。
4特に狭あい道路地区では、暫定的に障害物移設を行い、避難路や一時避難施設の確保を行う。
5市民の参加による防災地区計画の作成。(一時避難施設の確保、避難路の障害物の移設又は撤去等)


多摩川と共存するまちづくり

1多摩川沿川での治水対策が不明。

1多摩川沿川地域は治水面における安全性の確認。

1高規格堤防(スーパー堤防)など多摩川沿川における治水面での改善整備。
2水循環の考え方を含む治水対策や水害時の対応策の、市民への周知と理解の向上をはかっていく。


震災に強いまちづくり

1公共施設の安全性が不明確。
2災害時において生存に必要とされる物資の備蓄量や確実な調達手段を知らない。
3災害時の避難経路・避難場所が周知されていない。

1集会所や防災センターなど、災害時に備えた生活基盤を整備する。
2緊急物資入手の代替手段を確保する。
3避難経路・避難場所の再確認。

1公共施設の設備の見直し。
2共同溝による電線地下埋設など、各種インフラストラクチャーの地震対策を行う。
3公共施設などにおける緊急物資の備蓄状況の確認と分配方法のシステム化。
4商店街と協定を結ぶなど流通備蓄の充実化を図る。
5湧水・井戸の確保など災害時ライフラインの整備。
6避難経路・避難場所の周知徹底。
7災害時に必要な情報伝達手段の確保。


環境問題への対応

1ダイオキシンなど産業廃棄物処理施設の環境への影響が確認されていない。
2産業廃棄物処理施設や倉庫等の立地の動きが始まっている。

1市内の産業廃棄物の環境への影響を把握する。
2環境に配慮した施設計画。

1産業廃棄物処理に関する調査とデータの情報公開。
2ゾーニングなどにより影響が大きいと考えられる地区への産業廃棄物の立地規制。
3緩衝帯や敷地周囲の緑地帯の検討。


高齢者、障害者が安心して暮らせるまちづくり

1道路のバリアフリーの対応が不十分で安心して歩けない。(甲州街道、南地域など)
2公共福祉施設の整備が不十分である。
3高齢者や障害者が集まる施設が少なく、また、既存施設は利用しにくい。
4街中での休憩できる場所、設備が不足している。

1安心できる歩道や横断歩道の確保。
2既存施設内部のバリアフリー化。
3矢川、谷保駅の整備。
4高齢者複合施設の検討。
5総合病院設立の検討。
6大学通り、さくら通り、歴史の散歩道、矢川などその環境にあった整備。

1現状の問題箇所を摘出し、対策を具体化する。
2歩道の詳細構成の見直し。
3国立バリアフリーの指針の制定。
4既存施設の利活用情報システムの構築。(民間も含む)
5福祉施設計画など、第8方面本部跡地の活用を、隣接市とも協議、検討する。
6誰もが安心して歩ける散歩道を設定し、ベンチ・トイレ・水飲み場を整備する。


子どもや高齢者などを犯罪より守る安心して暮らせる街づくり

1市民や町内の人間関係を深めるためのコミュニュティ施設が不足している。(立東、駅北口東地区、青柳地区等)
2夜間暗いところが一部ある。(南地域)

1住民のコミュニュティの必要性の意識を高める。
2子どもと高齢者のコミュニケーションの場つくり。
3犯罪防止の環境の整備。

1自治会ごとにコミュニケーションの場を持ち、不足しているふれあいの拠点を検討する。
2人が集まる駅周辺や商店街に図書館やコミュニティスペース等の整備を図る。
3経済的で農業に悪影響をおよぼさない街灯の整備。
4子ども達が利用する場所は、見通しを良くし、死角を解消していく。




理念2 心豊かに暮らせる生活環境のまち(住、高齢化社会、心、自然)


項  目

現  況

課  題

方  針


市民参加による住環境の保全と改善

1北地域・東・中・西地域では、世代交代などに伴う宅地の細分化や高層マンション建設が進み、住環境が悪化してきているところがある。
2近隣商業地域の一部および商業地域に隣接する低層住居専用地域などにおいて住環境(日照、通風、プライバシーなど)が悪化している。
3住民の高齢化が進行してきており、それに応じた街のあり方が求められるようになっている。
4南部に比べ、北部は緑の量が少ない。また、文教地区においては、公園がない。
5富士見台などの団地をはじめ、ヤクルト研究所、郵政研修所、一橋大学など、年代を経た大規模施設が点在している。

1景観を含めた生活環境を維持・保全するための規制・誘導などの手法の適用。
2住宅地の景観の保全。
3新用途地域と旧用途地域の規制の差が大きくならないようにする。
4住環境の改善。
5共生のルールをつくり、計画の指導の徹底。
6緑地の減少防止とゆとりの空間を持つ。
7高齢化社会に対応した街並みの実現。
8屋敷林の保全が担保されていない。
9子ども達の町内会単位の居場所、遊び場づくり。
10建替え、更新への対応。

1地区計画(高さ・容積率の制限等)、建築協定、緑化協定などによる地域のルールづくり。
2敷地細分化を防止するために、共同住宅化をすすめると共に緑被率10%の確保を促進する。
3現在の静かで緑豊かな住環境の維持・保全。
4緑化による住宅地の景観形成・屋上緑化の推進。
5市民参加による問題地区の抽出。
6生活環境を悪化させないキメの細かな形態規制。(地区計画、高度地区、用途地域見直し等の手法を活用)
7重点地区を定め地域住民とともに街並みのあり方を検討。
・北地域駅前地区・国立駅前周辺地区・大学通り(一橋大学まで)・富士見通り・旭通り・学園通り・さくら通り・谷保、矢川駅前通り・都市計画道路3・4・7沿いなど
8商業地域、近隣商業地域に屋上緑化・壁面緑化の推進。(30%)
9オープンスペースまたは緑地により高層化する商業地区と低層住宅地区の境界領域を形成する。
10高齢化社会に対応するため、不便さを解消する歩きやすいバリアフリーのみち・まちをつくる。
11住環境を保全するための市民負担の仕組みづくり。
12富士見通り・旭通りに三角ポケットパークを検討。
13道路の公園化を図り、公園道路として配置する。(例:相互交通の蛇行車道、車待ちスペース以外を歩道・緑地とする道路)
14建替え、更新時は、住民参加により空間計画を検討し、地区計画制度などにより共生の街づくりを協議する。また、施設移転の場合には、用途地域の見直しなど迅速に対応する。


緑を保全し創出するまちづくり

1生産緑地以外の農地でおこってきている宅地化の動きをコントロールする手段がない。
2基盤未整備のまま宅地化が進んできている一方で、組合施行の区画整理事業が進められてきている。
3市街地の緑の存在が非常に重要になってきている。
4公園が少ない。

1農業と共存できるまちづくりの推進。
2緑を担保する区画整理事業の推進。
3身近な緑の保全・創造。

1逆線引きの検討。
2農住組合土地区画整理事業の検討、推進する。ハケ上の道路を整備する場合には、浸透性舗装とするなど水源涵養や緑地環境に配慮する。
3地区計画制度の導入。
4学校や大型施設周りのフェンスを撤去し、憩いと潤いの散策路をつくる。
5生垣の形成推進のための補助金制度の拡充。
6植栽を持つ公園の整備推進。
7地下市営駐車場のある緑化公園の検討。


計画的な開発の誘導

1南部地域では身近な店鋪が不足していることが問題となっている。
2南部地域の密集住宅地。
3無秩序な市街化が進行している。
4親水公園、北多摩2号処理場周辺が充分活用されていない。
5甲州街道沿道が整備されていない。

1住環境にあわせた商店を作る。
2南部におけるゆとりある住宅地の実現。
3土地利用と活性化のための情報伝達。
4道路の形態の決定と沿道の土地利用の推進。

1基盤整備を前提とした低層のショッピングプラザを誘致する。
2一部の地域で地場産の生産物を直売する。
3業務を中心として開発された地域の一部を、住居系の用途に転換し、人口増を図り、身近な商店の立地を促す。(南地域)
4地域の環境に配慮した区画整理手法の確立。
5自然環境と住環境の維持・保全を一体的に進める。
6南部地域の歴史的地形や景観、現存する緑地、歴史資源を尊重し、周辺のランドスケープに対応した区画整理事業で基盤整備されたゆとりある住宅地を目指す。また、区画整理が終わった後も、まちが形成されていく過程を支援する仕組みをつくる。
7南武線の地下化を検討し、地域分断を解消し、区画整理事業等により、富士見台地区と連続する良好な住宅地の形成を図る。
8南部地域における市民交流のための魅力ある施設サイトとして位置付け、都市基盤整備を図る。
9甲州街道沿道地区は、環境基準に適合する2車線道路化をすすめ、その後、商業機能の誘致、再開発による公開空地や建替時のセットバックによる前面緑化(ルール化)など、魅力的な沿道市街地の形成をめざす。



理念3 個性をもった元気のあるまち(若い人の魅力、21世紀、財源、生きている街)


項  目

現  況

課  題

方  針


にぎわいのある商店街の形成

1国立市内の商店街の魅力が衰えを見せている。
2歩道幅員などの歩行者動線の環境整備の遅れが、商店街のにぎわいの形成をさまたげる一つの要因となっている。
3大学通り商店会は、ビル建設に当たり次の事項を申し合わせている。
・大学通りは市民共有の財産で、建物も景観に配慮し、あまり突出したものは避けるべきだと考え、ビルの高さは、既存の高さ約31m迄とする。
・ゆとりをもって買物しやすくするため、歩道へのはみ出しのないように、前面は1〜2mのセットバックする。
・商業活性化し、街の発展に寄与するため、少なくとも床面積の50%程度の商業フロアーを確保する。
・大学通りの自然環境に調和した壁面のデザインと色にする。
・国立にふさわしいテナントを誘致する。

1商業のありかたの検討
2商品構成や店づくり、商店街の構成などを、商店街、市民、行政が話し合う中から「国立らしさ」を強めていく必要がある。
3商店街のにぎわい形成を目的とした歩道の拡充など環境整備を推進する。また、誰もが自由に気楽に商店街に来ることができるようにバリアフリー化を進める。
4買い物のしやすい商店としての街並みの形成。

1国立駅周辺、谷保駅周辺、矢川駅周辺、富士見台地域、南地域における商業のありかたとして、商店や商店会単位でなく、それぞれの個性を尊重しつつ地域の商店街という視点から、国立らしさを見つめなおす。同時に商店会単位で、宅配など地域のニーズにあった商店街のシステムを、商店街、市民、行政の協働で検討し推進する。
2国立駅周辺は、快適性、文化性、にぎわいを確立するために、商店街の活性化を含み、「国立駅を中心とする駅前市街地の総合的なまちづくり」を検討、推進する。(検討項目例:秩序ある高層化、壁面緑化、高層商業地区と低層住宅地区の境界領域の形成。(オープンスペース又は緑地…公開空地)商店の連続、富士見通り、旭通りの道路構造改善と交通規制、道路拡幅整備、新設道路整備、駐輪場の確保(建替え時の附置義務等)、商店の荷卸しシステムの検討、高架下駐輪場の都市計画決定、現駅前駐車場用地の有効利用。既存商店の入る商業プラザ、ITプラザ、ネットカフェ、公共サービス機能(市役所出張所など)、駅前保育、高齢者住宅等の配置。
3高齢化を考慮し、歩いて行ける身近な日用品店舗を見直す。
4市民と商業とのつながりの強化を図る。農業と商業、市内居住のアーティストと商業、子どもと商業など。
5国立駅前に、大型店舗の立地に対抗できる楽しく買い物・飲食できる商店街の形成をすすめ、また人に優しい、学生・留学生も誰もが集える空間として利用できるようにしていくために、「国立駅を中心とする駅前市街地の総合的なまちづくり」について、商店街、市民、行政が話し合う場をつくる。一橋大学など国立と関わりの深い大学や研究機関との共同研究会も検討する。
6谷保駅前を谷保天満宮の門前町商店街として、また矢川駅前を湧水、矢川へ誘う商店街として、地場産業も活用する身近で個性ある商業地域が形成されていくよう、商店主、地場産業関連者、そして市民も加わる話し合いの場をつくる。
7歩行者空間の確保を目的としたセットバックの推進。
8一方通行化やコミュニティ道路化による歩道幅員の確保。
9国立駅周辺を、車を排除した歩行者のための空間としていく。(歩道の拡充、歩行者天国を含む時間規制、交通規制、車の流れの変更を受け止める駐車場や道路の整備)
10大学通り商店会のルール尊重する。
11駐輪場の確保。(個々の店舗における確保、高架下駐輪場を都市計画決定するなど恒久的な公共駐輪スペースの確保)
12富士見通り、旭通りの鋭角の交差点のオープンスペース化(ポケットパーク化)を行う。
13駅周辺の商店街は、商店が途切れない連続した商店街の構成を図る。(建替え時における1階部分の商業床確保の誘導など)
14商店街の緑化など潤いのある街並みづくりを推進。
15景観ルールの範囲内における快適で個性的な商業スペースの創出を支援。
16住宅地の中にある身近な店舗については、現状で住宅街の環境にとけこみ、かつ住宅街の魅力を増す業種や外観を持つ店舗を参考とするよう指導、誘導する。


農業の再生

1国立の農業は年々減少傾向にあり、一部はミニ開発などによってスプロールが進行している。

1農業が住環境や景観などへ貢献していることを確認し、市民のなかで農業の保全を位置付けていく。
2市民に身近な自然環境の保全を目的とした農地の保護・保全。

1農環境を中心としたまちづくりの推進。
2市民農園など配置を検討する。
3農業を再生するために補助金、税制優遇などの検討。


新規産業の創造

1土地区画整理などにより道路等の社会基盤インフラが整備されたインターチェンジ周辺の準工業地域の将来像が明確でない。
2若い人のための魅力ある就業の場が少ない。一方創造的な自営を望む若者は好んで転入する。

1国立の環境や景観に配慮した施設や企業の立地を推進する。
2道路やインターチェンジなど、整備した社会基盤インフラの有効活用。
3実体調査と魅力ある環境つくり。

1インターチェンジ周辺に、「文教都市くにたち」にふさわしいソフト産業のベンチャー企業などの誘致を検討し、誘致のための体制つくりと早期実現のための税制の見直し。
2「国立ブランド」のような国立独自の産業を生み出す地元の起業グループや個人を支援する。
3産業関連企業の国立からの流出を抑制する。
4SOH0を検討する。
5一橋大学と共同で産業振興を研究。



理念4 美しい都市景観を大切にするまち


項  目

現  況

課  題

方  針


都市景観の保全

1国立駅周辺や大学通り、旭・富士見通り等の高層化の進展が、国立らしい景観の破壊に結びついている。
2さくら通りは、並木の存続が危ぶまれている。。
3生垣の多い住宅地区がある。
4北地域の高層マンション乱立。
5景観を守る市民意識がうすい。

1東・中・西地域での高層マンションの乱立を防止する。
2特に商業地域における景観規制の実現。
3さくら並木の保全および沿道利用施設の景観規制。
4生垣や道路に面しての緑化を推進し、生垣の街並みを残し、広げる。
5国立駅の南北は連続した一体性のある都市景観の形成を図る。
6PRにより情報の伝達。

1景観形成重点地区指定を推進する。
2地区計画(高さ・容積率の制限等)、建築協定、緑化協定などによる地域のルールづくり。
3地区の個性にあわせた住宅地景観の形成。
4色彩や大きさなどの景観ガイドラインの設置。
5さくら通りの景観特性を保全し、並木と調和する街並みの形成を図る。
6地区計画制度の導入。
7緑地協定や生垣助成の拡大、推進。
8東・中・西地区からの緑化遊歩道の配置。
9緑道を整備し、その最終地点となる第八方面跡地を文化センターとして整備することを隣接市とともに検討。
10国立景観特撰を選び市民意識の高揚を図る。


連続立体化に合わせた街並み整備

12008年の完成を目標としたJR中央線の高架化事業が始まっており、国立の都市景観や生活環境に大きな影響を与えることが推測される。

1国立のシンボルとしての国立駅舎保存を考慮した駅周辺の整備。
2沿線の遮音対策など。

1駅舎の維持・保存に係る情報の公開と市民参加による保存運動の推進。
2国立駅北口・南口を総合的な街並み整備を行う。
3鉄道騒音の予測を行って透明な防音壁を設け、沿線脇は高木などで覆い環境の悪化を防止する。


ハケ周辺の緑の保全と街づくり

1ハケ周辺の自然環境の豊かな地域で、宅地化が進行してきている。

1古い歴史と自然をいかした南地域の景観の保全方策。

1南地域への風致地区の導入・歴史的環境の保全のために制度導入の検討。


自然環境に配慮した多摩川の景観形成

1多摩川沿いの景観が混乱している。
2緑地がない。

1隣接市と調整しながら景観コントロールを行う。

1多摩川沿川の景観規制・景観コントロール。
2河川敷公園と隣接した緑地の配置等の誘導。

「街並み」


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