夜の国立

words & photo: サエキアキラ

最近いそがしくて終電に乗ることが多い。
あの日は南武線の終電で熟睡してしまって、立川まで行ってしまった。
歩いて帰るのも何だったので中央線で国立駅まで。
多少酔っていたので酔いざましに谷保まで自転車を取りに歩いていった。
もう1時はすぎていたと思う。
踏切が鳴り始めたので、貨物列車が通るのかとじっと線路を見ていたら、
何人かの乗客を乗せた立川行きの電車が、目の前を横切っていった。

つくづく、いいネーミングだと思う。

もう寝る時間。

庄屋は5時まで開いている。

(June 23, 1996)       [Top]   [Prev][Next]