国立駅北口マンション・その後

editor : 佐伯 章

2000.9.21 東京新聞より。

(株)泰鳳商事 マンション分譲
(株)泰鳳商事(国分寺市光町1-31-3、設立平成6年10月、資本金5000万円、清算人:尾亦清〈おまた・きよし〉氏、従業員3名)は8月25日、東京地裁八王子支部より特別清算手続の開始決定を受けた。6月8日開催の臨時株主総会で解散を決議、7月27日特別清算開始を申し立てていた。申立代理人は富永義博弁護士。負債額は約70億円。同社は平成6年10月、国分寺市の名だたる資産家である尾亦一族が所有する国立及び国分寺一帯の土地を活用、駅前再開発事業を狙い設立。駅前周辺に分譲マンション8棟、建売住宅12棟の建設を計画し、平成9年11月にはマンション「くにたち杜プーラス国立」2棟を完成させ、TVや新聞等を通じ豪華億ション物件として大々的に売り出していた。しかし、億ションの販売は思うように進まず、当初の建設、販売計画の縮小を余儀なくされていた。10年10月には当初の販売価格を大幅に下げて完売し、平成11年7月期の売上は60億円を計上していたが、売却損や不動産取得のための過大な借入金負担から大幅な債務超過となっていた、とのこと。

(December 24, 2000)


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