学校給食センター

words: 重松朋宏

【学校給食センター】
国立の学校給食は1961年の1小が最初。1969年、センター方式により全小・中学校で給食が始まった。
センターで一括して給食をつくるので効率はよいが、学校ごとのきめ細かな対応は難しく、各校を回って配食するために学校ごとに給食の時間が異なり、ゆっくり時間もとれないというデメリットもあるため、市民の間では自校方式を望む声も強い。
近年、各自治体で財政問題を理由に給食の民間委託化の動きがあるが、食品の安全面や労働者の雇用環境の低下が懸念されている。国立市の場合、センター方式であるために民営化されにくいということもあるらしい。


そもそも給食は、戦後まもなくの貧しい時期に成長期の子どもの食生活を守るために始まったときいています。

全ての子どもが安心して食べられるという理念は、添加物があふれる今日では健康に配慮した昼食を提供し、食を通じた教育という意味を持っていると思います。

(編注:ここで、発言の引用で始まる一節が入るのですが、 引用の転載となるため、ここでは削除させていただきました。)

私は地方都市出身なので、給食は自校方式が普通でした。昼近くになると調理場からおいしそうな匂いが漂ってきます。また、なぜか他の学校の献立のほうがいいものに思えてくるものです。センター方式だとそういうことがないというのもちょっと悲しいな。

総務文教委員としてセンターで給食を試食する機会がありました。中学生向けでも献立・量が少ないと感じました。それでも残飯がけっこうでてきてしまうそうです。長細い給食用コッペパンは主流ではなく、いろいろなパンがあります。米食が週に2回あるのも私の頃とは違います。献立表にはカロリーや材料、つくり方まで載っていて参考になります。回収があるため、中学校などでは給食時間が30分しかとれないところがあると聞いて驚きました。

※このレポートは、もとは重松さんの掲示板 RADICALS BBS において、住民エゴは嫌いさんの質問に答える形で掲載されたものです。 ここでは重松さんの許可を得て転載しています。

(October 6, 2000)


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