Information 国立ゆかりの作品たち




ここでは国立ゆかりの人々、作品群を集めてみました。 ここで紹介した本を片手に、国立を散策するのもまたおもしろいと思います。

山口瞳
作家。小説「居酒屋兆次」のモデルとなった居酒屋「文蔵」は まだ谷保駅の近くでしっかり現役です。 そういえば居酒屋兆次は映画にもドラマにもなりましたね。 山口先生の作品には国立ネタが数多く転がっており、 作中で登場したお店を探し当ててみるのも結構おもしろいでしょう。
参考リンク : 江分利満氏に乾杯
(2002.4.16/ASリンク追加)

黒井千次
随筆集「たまらん坂」(福武書店)は国立ネタ満載です。 地元民ならおもわずにやけてしまいそうな記述がいたるところに出てきます。

「妖精作戦」笹本祐一 ソノラマ文庫
知る人ぞしるソノラマ文庫。知る人ぞしる笹本祐一。 その出世作「妖精作戦」の舞台は、ずばり東京都は国立市に始まります。 主人公の高校生の通学先はおそらく国立高校か桐朋と思われます。 最近の版では表紙はアニメのイラストのようになっていますが、 初版では劇画調でした。おそらくまだ、中央図書館の地下に眠っているはず。
笹本祐一さんを紹介するサイト:「笹本祐一さんと作品に関して」
新装版妖精作戦のイラストを担当した御米椎さんのサイト:御米星パヴィリオン
(妖精作戦の表紙イラストがこのサイトの過去の仕事情報の「カット・イラストなど」に置いてあります。禁無断転載。ご注意ください。3巻の表紙イラストのバックは大学通りですね。)
妖精作戦ファンサイト:妖精作戦(2001.2/A.S)

姫ちゃんのリボン TV東京アニメ
「各種調査により、TVアニメの舞台は国立市を中心とした周辺地域であろう、 という説が濃厚になっております。名前こそ「風立市」になっていますが、 特に駅舎なんかまぎれもなく国立駅そのものです。 TVアニメ「姫ちゃんのリボン」のファンにとっては、国立市(とその周辺)は 「聖地」にも等しい場所です。遠くからの訪問者も多く、巡礼地と化しています。 アニメファンの中には、「姫ちゃん」への思い入れが強いあまりに、 本当に国立市に転入してしまった人が何人もいるそうです。」 (MAGICAL.I さん)
これについては、いろいろリンクがあります。 うーむ、すごいですね。

「DAY OFF」 THE CHANG
The Changのデビューアルバム。国立関連の歌詞がいろいろでてくるらしいです。

「くにたち物語」
まんが「くにたち物語」、講談社 、おおの藻梨以、現在12巻まで出ているようです。

映画「急にたどり着いてしまう」
福間健二さんという国立在住の都立大(たしか)の先生が監督とのこと。 95年12月に銀座某映画館で上映。内容不明、国立市が舞台の物語で、 某ソーセージ屋国立市民が映画の主演をはっているとか。情報を待つ。

バスストップ
第一興商のレーザーカラオケで平浩二の「バスストップ」 を頼むと、一橋大学前のバス停が出てくる・・そうです。

おいしい関係
96年9月よりフジテレビ系列月曜夜9時から放映している、 まんが原作の人気ドラマ。ロケ地国立。バックによく知った風景がよく映る。 Riko's page に関連ページあり。

滝田ゆう
漫画家の滝田ゆう氏も、生前は国立市に住んでいました。 滝田ゆうの仕事展(June 23,1996) に少し紹介があります。

フェデリコ・カルパッチョ
「フェデリコ・カルパッチョの極上の憂鬱」と、「フェデリコ・カルパッチョの優雅な倦怠」。 訳と註は木暮修、幻冬社から各1800円。「極上の憂鬱」の中に(クニタチへの旅の記憶)という章がありますが、 その後、どうやら国立に引っ越してきたようです。(タチカワと包丁と私)も笑えます。 (情報、磯貝久美子さん)

THE RC サクセション
アルバム「初期のRC サクセション」(TOCT6460)に「国立市中区3-1(返事おくれよ)」が、 アルバム「ベスト・オブ・THE RC サクセション 1981-1990」に「多摩蘭坂」という歌が入っています。 昔ここらへんにすんでたらしいですね。

D [di:]
洞沢由美子(ほらさわ ゆみこ)の漫画。80年代末、ナウシカとともに 月刊アニメージュ上で連載。はじめ徳間書店から出版されたものの、 現在は「主婦の友社」から出版されているらしい。 たしか連載開始時の舞台が国立だったのだけれど、この漫画が 本屋で売られているのを見たことが一度もないので、確認できない。 誰か持っている人がいたら、ストーリー教えてください。

南木佳士
なぎけいし。第100回芥川賞作家。国立高校OB。代表作「ダイヤモンドダスト」。 国立の風景がよく作中に出てくるそうです。 エッセイ「風の吹くまま」文春文庫にも国立がでてきます。

映画「早春物語」
主演 原田知世。1985年角川春樹事務所。ロケを国立で。

CM「さくら銀行」
1998年夏にオンエアされたさくら銀行のコマーシャル。 主演広末涼子。ロケを国立駅前さくら銀行で。

海老沢秦久の「美味礼賛」
エコールキュリネール国立のことが書いてある

ドラマ「春よこい」
撮影時、一橋の校門がある朝2つになってたとか (でもあれは「春よこい」の撮影だったのか?)

「花より男子」
内田有紀主演の映画「花より男子」の撮影を谷保でやったとか。

田中芳樹「地球儀の秘密」
角川ノベルズ、自転地球儀世界シリーズI。青年と少女もの。 物語は国立市のとある骨董屋から始まります。 全5巻の予定、1998年10月現在2巻まで出ています。(1998.10.22/A.S.)
田中芳樹さんを紹介するサイト:早大田中芳樹帝国

嵐山光三郎
生まれは静岡だけど国立育ち。お父さんが朝日の記者だったので、 今もプレスタウン (東4丁目の新聞関係の人が集まっている地域。昭和20年代に分譲された) にお住まいです。国立学園と桐朋中学高校の出身です。
作品=「夕焼け学校」「夕焼けの街」(共に集英社)は氏の自伝的作品。 まだ戦争のなごりがあった昭和30年代の国立が生き生きと描かれています。 金文堂や天政、増田書店なども登場します。
作品=「活字の人さらい」(メディアパル)は夕焼けシリーズの番外編とも言える異色作。 一橋大学の地下には地下道があり、それが立川基地につながっていて、 なんて話もある夢と妄想のミステリー。 関頑亭先生も登場します。
作品=「同窓会奇談」。谷保天神が舞台の短篇あり。 (1998.10.22/苫津さん)

工藤美代子 「工藤写真館の昭和」
どこだか忘れたけど文庫になっています。 彼女の祖父の生涯について書かれたノンフィクション。 彼女の父はベースボールマガジン社の会長。 戦争中同社が国立の東区にあったってご存知ですか。 同作品には終戦前後の国立の様子がよくかかれています。 今の東西書店のあたりに街頭大型ラジオがあって、そこで玉音放送を聞いたとか。 (1998.10.22/苫津さん)

太田蘭三「釣辺渓三郎シリーズ」「北多摩純情署シリーズ」
矢川のマンションに住む旅行作家にして名探偵の釣辺渓三郎や 北多摩署(立川署がモデル)の人情刑事が活躍する推理もののシリーズ。 数社から文庫、ノベルスで出ています。舞台は主に国立と奥多摩です。 富士見台に住むホステスの死体が日原鍾乳洞で発見された、 容疑者は青梅に住む〜〜といった感じです。 釣辺のなじみの店が「らあら」だったりします。 以前は富士見通りのスーパーサエキの2階にあったのですが、 今は旭通りのミニストップの向かい、庄屋の入っているビルにあります。 (1998.10.22/苫津さん)

漫画「ドラマ新婚さん」
6,7年前「コミックアクションキャラクター」で連載してました。 残念ながら単行本化されてません。 コンビニの跡取り娘(出戻り)とその夫(気弱で年下)のものがたり。 立地と外観が、3小どおりと六間通り(今は桐朋通りか)の交差点にある 「たまや酒店」のファミリーマートです。 べつに人物のモデルではありませんが。 (1998.10.22/苫津さん)

「僕の姉貴はパイロット」
10年近く前のドラマ。浅野温子主演。 男闘呼組も出演。 大学通り音高跡の(国高の斜め前) 高級アパート群 「ガーデン国立」が主人公の家だった。 (1998.10.22/苫津さん, 1998.11.17/修正)

「北の国から 92帰郷」
純(吉岡秀隆)の子供を宿したたまこ(裕木奈江)が中絶のために入院したのが、 パソコンショップEXAの向かいの「内野産婦人科」の旧館です。 (この旧館はすでになく、「内野メディカルセンター」が建築中だそうです/佐伯) (1998.10.22/苫津さん)

「ふぞろいの林檎たち」
去年(1997年)やってた最新シリーズ。 時任三郎が、別れた妻と暮らす娘と久々にドライブするシーン。 大学通りをとおって大国魂神社に行くのだ。 大学通りのあの不細工な工事中タワーも写る。 (1998.10.22/苫津さん)

スズキ・アルトのCM
初期のスズキ・アルトのCMは大学通りの舗道の上で撮影されています。 あたかもパリの雰囲気で撮影しているのですが、実は国立なのですね。 (1998.11.17/小澤さん)

番外・耳をすませば
国立ではないのですが・・アニメ映画「耳をすませば」では、 国立から川を渡ってすぐの、聖蹟桜ヶ丘駅近辺が舞台になっています。
「耳をすませば」ファンページ:http://www.asahi-net.or.jp/~hn7y-mur/mimisuma/
こちらのページでは、映画に関する多くの情報や、 物語の舞台となった風景の写真集などが紹介されています。 (1998.11.17/A.S.)

「くにたち」レコード
20年前以上の話になりますが、 当時「くにたち」という自主制作のレコードが売られていました。 女性が歌っており、桐朋交差点横のショーワ事務機などで販売されていたようです。 歌詞は「ふたり、ふたりで歩く大学通り」で始まると思います・・・ (1998.11.17/小澤さん)

クリスマスドラマ「Tears」
1998年12月24日クリスマスイブ放送。テレビ朝日。 主に国立市でロケ。 ドラマではスカイラークガーデンの横のケーキ屋、 大学通りの歩道橋、ブランコ通り、さくら通りの公園(市役所裏の)などが登場。 主役は小橋賢児。ロケは12月21日に行われた模様。 (1999.2.12/おかずさんより)

松たか子「I stand alone」
松たか子のシングル「I stand alone」のプロモビデオも国立ロケでした。 松たか子が桜並木の下で自転車に乗っているシーンが大学通りで、歩道橋も出てきます。 監督は岩井俊二です。 (1999.2.12/おかずさん)

岩井俊二「四月物語」
大学入学を期に桜舞う街で一人暮しを始めた少女の営みを、 岩井俊二の優れた映像表現で紡いでゆく映像作品。 桜舞う街のカットの多くが国立で撮影されている。 主役の楡野卯月を演じる松たか子は 紅白の司会にまで抜擢される存在になってしまったが(否定的)、 「四月物語」で楡野卯月を演じる彼女は、初々しくて、切なくて、とにかく最高に可憐である。 岩井俊二作品の情報は「Yen Town Report」で確認できる。
関連サイト:Yen Town Report
(1999.9.1/武澤さん)

アニメ「クリーミーマミ」
主役のクリーミーマミこと森沢優の住所が東京都国立市くりみヶ丘3−6−30。 そこで両親はクレープ屋「クリィミー」を営んでいる。 変身魔法少女もののはしりのアニメだった。制作スタジオぴえろ・日本テレビ。 (1999.8.29/A.S.)

村上春樹「スプートニクの恋人」
豊かなイメージが敷詰められたスタイリッシュなベストセラー小説。 主な登場人物は「ぼく」「すみれ」「ミュウ」の3人。 小学校教師の「ぼく」が国立のアパートに住んでいる。 作中「国立」という文字は数回しか出てこないが、 「大学通りを肩を並べて駅に向かって歩き、 途中でなじみの喫茶店に入ってコーヒーを飲んだ。」 「…中央線に乗って、買ったばかりの本を読みながら国立まで帰った。」 「その午後は市立プールに行って軽く泳ぎ、 帰りに冷房の効いた喫茶店で一時間ばかり本を読んだ。」など 「国立」は「ぼく」の個性を補強する要素であるとともに、 物語が進行するフィールドにもなっている。 バランスのとれたスタイリッシュさが国立の魅力のひとつならば、 村上春樹本人が「スタイリッシュな作品(になる)」 と語った作品のフィールドに国立が加えられたことは喜ばしいことではないだろうか。 (1999.9.1/武澤さん)

三善里沙子「中央線なヒト 沿線文化人類学」
ブロンズ新社 1350円+Tax。2000年2月発売。 「中央線の呪い」の続編? 鮮度の高い国立情報が紹介されている。 (2000.3.14/A.S.)

はれのちくもり ぼくのことを話そうか
樹心社。くにたちの棕櫚亭のはなしを漫画に。 (2000.4.25/A.S.)

豊中康次著「大中央線主義-史上最強の沿線裏ファイル-」
情報センター出版局、1200円。 いたりあ小僧、萬笑、ジュピター、牛角、うなちゃん、一橋大学食、ミルクポット、 じゃらんじゃらん小舎、わいがやカフェ、Con10ts、ディスクユニオン、を紹介。 実はとほほ、という基調で国立を紹介。わいがやまで載っているところがすごい。 (2000.8.1/国立フレンズたけさん、A.S.)

栗原忠男著・発行「小粒でもピリリと辛い」
ぎょうせい印刷。1996年2月10日発行。 私版国立市政史。栗原氏は元社会党市議会議員。 一議員から見た国立町-国立市の政治事件簿。 文は読みにくいのですが内容は充実しています。 図書館、公民館で読むことができます。 出版時には全国紙で紹介されたとかで、各地の図書館にも所蔵されているとか。 2000年8月17日現在、まだ20部ほど残っているそうです。 出版時は約5000円でしたが、 現在は3500円でお譲りするとのことでした。 連絡先は、栗原忠男宅 : 042-572-1030 〒186-0004 国立市中3-7-33 まで。 (2000.8.16/A.S.)

だーくプロ編著「多摩の怪談 ぞくぞくガイド」
けやき出版、1000円。 国立は谷保天満宮と中央線踏切が載っていました。 谷保天については、伝承、伝説の紹介。 踏切では、自動車学校そば、地蔵を置いて自殺者が減ったという野沢踏切と、 テニススクールのある、「監視付き」西五条踏切を紹介。 (2000.8.16/A.S.)

山田詠美「熱血ぽんちゃん」シリーズ
エッセイ。この中でも、国立-立川間踏切が紹介されている。 (2000.8.16/蕃茄先生)

樹なつみ「八雲立つ」
出雲、熊野、京都、東京などを舞台に、古代と現代を交差させ、鍛冶と巫覡を中心に据えて描かれる娯楽性の高い少女漫画。鍛冶の七地家が国立に、巫覡の布椎家(分家)が国分寺に住んでいる。
「獣王星」「OZ」「花咲ける青少年」など樹作品は一応に娯楽性が高いが、「八雲立つ」もまた優れた娯楽作品に仕上がっている。作中、国立は重要な位置は占めないが、七地君のいい人ぶりは国立のいい町ぶりと通じておめでたい。
個人的には「獣王星」「OZ」は第一級の娯楽大作だと思うし、樹作品は少なくとも佐々木倫子「おたんこナース」「動物のお医者さん」などより少女漫画らしくないので、老若男女どなたも一度手に取られてはいかがでしょうか。 (2000.10.6/きまぐれ親父さん)

久保田早紀
国立市出身アーティスト。異邦人など。 詳しくは、久保田早紀 非公式ホームページ 夢がたりまで。 ここに掲載されているMISCH MASCH 第3号は国立特集になっています。 (2000.12.1/国立フレンズより)

幸福なしごと
朝日タウンズの連載をまとめたもの。山田優子著。 2001年9月発売。自然食通信社。2095円。 東京多摩地区の150の仕事師さんたちを紹介。 富士見通りの麺作りのおばさんも登場。 (2001.11.14/A.S.)

国立狂騒曲
ミステリー。崔伽菜著。文芸社。1000円。 「国立を舞台に次々と引き起こされる連続殺人事件。 ラブストーリーをからませストーリーテラーの確かな筆致が冴える! もう、あなたは作者の仕組んだ呪縛から逃げられない。」 (2001.11.14/A.S.)

本の雑誌風雲録
目黒考二。角川文庫。雑誌「本の雑誌」よもやま話。 大学通りにあった喫茶店チャングなど、国立話もでてくる。 (2001.11.14/国立フレンズ)

教育委員会に踏みにじられた街―「国立二小」の不当処分
元二小教員(蓮沼敏雄)執筆。1500円。健友館。 (2002.2.9/A.S.)

「阿修羅のごとく」
NHKのドラマ。向田邦子シリーズ。1979-1980年。 「姉妹の実家が国立(たぶん谷保)でした。 時々国立駅前あたりで買い物してるシーンなどもあったと思いますが・・・」
「それから、芥川賞作家の「多和田葉子」氏は、国立出身です。 ただ、自分が読んだ限りでは、もろに国立という地名が出てく ることはなかったと思いますが。」 (2002.2.9/Y.Y.)

男はつらいよ
「男はつらいよ・寅次郎夢枕」1972年松竹。 シリーズ第10作。劇中、一橋大学が登場。 (2002.2.9/A.S.)

子どもの声、草木の声が聞こえますか 王 瑞雲
¥1,800 樹心社 ISBN: 4434017195。国立市の小児科医のエッセイ。 (2002.7.21/A.S.)

ハナレグミ
歌手。本名永積タカシ。国立出身で74年生まれ。 (2003.2.25/A.S.)

各務原・名古屋・国立 小島信夫
¥2,200 講談社 ISBN: 406211142X。連作小説。 (2003.2.25/A.S.)

『タマモヨウ』
法政大学社会学部の学生たちが自主出版した多摩地域を対象にしたガイドブック。 (2003.2.26/A.S.)

みなさん、なんかおもしろいねたがあったら教えて下さい。

(February 26, 2003)

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